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【新華社北京7月1日】英調査会社のブルームバーグ・ニューエナジーファイナンス(BNEF)はこのほど、最新の年次リポート「電気自動車(EV)の長期見通し2021」(EVO2021)を発表し、EVの未来はこれまでにないほど明るいとの見解を示した。
電気で動く車は同クラスのエンジン車より経済的なことから、EVの販売台数は乗用車やバス、二輪・三輪車などの市場で力強い伸びを維持しており、伸びはさらに加速するとの見通しを示した。
BNEFの「経済移行シナリオ」(現行政策以外の政策・措置を講じないと想定)では、世界の乗用車販売台数に占めるゼロエミッション車(ZEV)の割合は20年の4%から40年には70%にまで高まると予測。中国、米国、欧州などの市場ではZEVの割合が平均を大きく上回るものの、新興国では浸透率が相対的に限定的となり、世界平均を押し下げるとした。
40年には世界のバス販売台数に占めるゼロエミッションバスの割合が83%に上昇するほか、新車販売台数に占めるゼロエミッション小型商用車の割合が現在の1%から60%に、中型商用車と大型商用車がほとんどゼロから30数%にまで拡大するとの見通しを示した。
EVO2021には道路交通分野における温室効果ガス排出量を実質ゼロと想定する「ネットゼロシナリオ」が初めて追加された。「ネットゼロシナリオ」では30年にゼロエミッション乗用車の販売台数は5500万台となり、世界乗用車販売台数の60%を占めるが、「経済移行シナリオ」では3200万台で34%にとどまるとしている。
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