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36Krが入手した情報によれば、「心元資本(Cherubic Ventures)」の新設ファンド、美元四期基金(Cherubic Ventures Fund IV L.P.)の募集が完了した。調達総額は8888万ドル(約100億円)。同ファンドで東南アジア市場開拓を行う計画だ。
心元資本の創業者の一人、鄭博仁氏は「米国と中国で成功した後、我々は他の地域の開拓に乗り出した。中華系創業者が世界中で存在感を高めていることに注視している。米国で高等教育を受けた彼らは、現在、アジアやラテンアメリカなど新たな市場を貪欲に開拓しているからだ」と語る。
同氏によって2013年に設立された心元資本は、米中2大市場をターゲットとしたエンジェル・ファンド。すでに4本の米ドルファンド、1本の中国人民元ファンドを発行しており、ファンド総額は20億元(約328億円)に達する。今年完成させたプロジェクトとしては、2月にアマゾンが10億ドルで買収したスマートドアベル開発スタートアップ「Ring」などが含まれる。
今回新設したファンドからは、すでに米国のシェアハウス・プラットフォーム「Bungalow」、男性ヘルスケア用品「Hims」、シンガポールの電動キックスケーターシェアサービス「Beam」、中国の共同購入プラットフォーム「食享会」などに投資している。
なお、美元四期基金の募集に参与した米国の著名FOF(ファンド・オブ・ファンズ)である「Cendana Capital」のマイケル・キム氏は「我々は心元資本に最も多く出資している企業のひとつ。彼らのパフォーマンスは大変素晴らしい」と賛辞を送っている。
(翻訳:飯塚竜二)
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