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企業検索サイト「企査査」によると、テンセント(騰訊)が「掌紋認証決済の装置」に関連する特許を取得したことが、12月28日明らかになった。その特許要旨は以下の通り。
本申請は、スキャン技術分野に関するものである。スキャン装置および決済装置について公開する。このスキャン装置は、筐体、カメラアセンブリおよび基部などから成る。このカメラアセンブリには、ID情報を識別するためのカメラが含まれている。このID情報とは、QRコード情報、掌紋情報、掌静脈情報のうち、少なくとも2つを含むものである。
特許申請にあるデバイスの図からわかるように、この装置には、人の掌紋をスキャンするための、2組のカメラアセンブリが設けられている。この部分には傾斜が付けられているため、テーブルの上に決済デバイスを置けば、消費者が支払いを行う際、比較的楽な姿勢で掌紋認証を完了させられる。
掌紋決済は、顔認証決済に代わる決済手段だ。 近ごろ、顔認証決済はしばしば議論の対象となっている。中国最高人民法院は「顔認証技術の使用による個人情報の取り扱いに関する民事事件の審理における適用法のいくつかの問題に関する規定(関于審理使用人臉識别技術処理個人信息相関民事案件適用法律若干問題的規定)」を、8月1日に施行した。この規定は、建物のセキュリティー管理などによる顔認証の強制を禁止するため、顔認証が用いられる場面は、さらに絞られる。
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