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【新華社北京3月3日】中国では「成長を安定させる」との基調の下、デジタルインフラの建設が加速している。東部のデジタルニーズに西部のコンピューティングを供給する「東数西算」プロジェクトが正式に始動する中、機関投資家は少なくとも1千億元(1元=約18円)の投資がけん引されると試算している。
国家発展改革委員会の関係責任者は取材に対し、コンピューティングはデジタル経済の中核的生産力であり、すでにグローバルな戦略的競争の新たな焦点と国民経済発展の重要なインフラとなっていると述べた。中国のデータセンターの標準ラック数はすでに500万台に上り、コンピューティングは130EFLOPS(浮動小数点演算を1秒間に100京回行うことを示す単位)に達している。デジタル技術の経済社会の各分野への全面的かつ持続的な浸透に伴い、社会全体のコンピューティング需要は毎年20%以上のベースで急速に成長するとみられ、需給は依然として切迫している。コンピューティングの建設を加速させることは、データ要素による革新の活力を効果的に引き出し、デジタル産業化と産業デジタル化を加速し、新技術、新産業、新業態、新モデルを生み出し、経済の質の高い発展を実現する支えとなる。
業界関係者によると、デジタル経済の発展が流れとなる中、デジタルインフラの建設はますます盛んになるとみられる。また中央経済活動会議は22年の基調を経済の安定成長と位置づけ、インフラ建設を適度に前倒しすることを打ち出しており、この背景の下、デジタルインフラの建設は今年、通年にわたって加速する見込みだ。
機関投資家は「東数西算」プロジェクトの全面的な開始を受け、少なくとも1千億元の投資がけん引されると推計している。中泰証券によると、成長安定化の基調の下、産業チェーンが長くけん引力が強いデータセンター産業は、「東数西算」プロジェクトの推進のメリットを十分に受けるとみられ、中国のクラウドインフラ全体の投資をけん引する見通しだ。
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