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米アップルの製品に詳しい天風国際証券(TF International Securities)のアナリスト、郭明錤(ミンチー・クオ)氏は6月25日、アップルの拡張現実(AR) / 複合現実(MR)用ヘッドセットが、これまでの同社の製品のうち設計が最も複雑で、発売は2023年1月になるとの予測を示した。
第1世代の発売までまだ時間があるにもかかわらず、クオ氏はこのほど、第2世代のAR / MRヘッドセットに関する予測を発表した。第2世代のヘッドセットは、価格の異なる2機種展開で、2025年前半に発売される見通しだという。
第1世代のヘッドセットに用いられる薄型の「パンケーキレンズ」の主要サプライヤーは「玉昌光電(Genius Electronic Optical)」、第2のサプライヤーは「揚明光学(Young Optics)」で、レンズを貼り合わせる工程を担うのは「General Interface Solution(GIS、業成集団)」だという。第2世代のサプライヤーには、これらの企業に「大立光電(Largan Precision)」が加わるとみられる。
クオ氏は以前、アップルはヘッドセット業界のゲームチェンジャーになるとした上で、「同社のヘッドセットが発売されると、多くのライバルが現れ、互いに模倣しあうようになる。この模倣と競争が、ヘッドセット産業が次の急成長期に入るのを後押しし、関連するサービスやコンテンツなどエコシステムの発展も促進されるだろう」との予測を示していた。
また、クオ氏が「中国市場はメタバースの発展により適している」と述べたことにも注目しておくべきだろう。
(36Kr Japan編集部)
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