中国EV「NIO」、22年4~6月期の売上高過去最高 損失は拡大

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中国新興電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」が9月7日、2022年4~6月期の決算を発表した。売上高は前年同期比21.8%増、前期比3.9%増の102億9240万元(約2000億円)で、四半期として過去最高を更新した。

このうち車両の売上高は前年同期比21.0%増、前期比3.5%増の95億7080万元(約1900億円)。 車両販売台数は前年同期比14.4%増の2万5059台だった。

研究開発費には前年同期比143.2%増、前期比22.0%増の21億4950万元(約430億円)が充てられた。李斌・最高経営責任者(CEO)は、同社はチップなどのコア技術を完全自社開発する能力の確立を目指していると説明した。

同社の損失拡大が続いていることには注意しておくべきだろう。当期は前年同期比369.6%増、前期比54.7%増の27億5750万元(約550億円)の損失を計上した。

バッテリー交換ネットワークについては、9月7日時点で、 中国国内のバッテリー交換ステーションが1094カ所となり、バッテリー交換サービスを累計1200万回以上提供している。充電ステーションは1873カ所で、充電サービスを累計86万回提供した

グローバル市場での展開については、同社初のEVセダン「ET7」が8月22日に欧州に出荷され、ドイツ、オランダ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーなどで年内に予約受付と納車が開始される。ハンガリーのペシュト県に設けた新工場「NIO Power Europe Plant」は、9月中に操業を開始する予定となっている。

(36Kr Japan編集部)

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