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中国旅行予約サイト大手の携程集団(トリップドットコム・グループ)が9月22日、4〜6月期決算を発表した。純売上高は市場予想を上回る40億元(約800億円)、調整後のEBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)は3億5500万元(約71億円)となった。
事業部門別の売上高は、宿泊予約が14億元(約280億円)、交通チケットの予約・発券が18億元(約360億円)、パッケージツアーが1億2200万元(約24億円)、法人旅行管理が2億1000万元(約42億円)だった。
国内事業は、4〜5月は新型コロナウイルス流行の影響で低迷したものの、6月にはV字回復の傾向を示した。宿泊予約は6月下旬には完全回復し、新型コロナ流行前の2019年同期の水準を上回った。
海外事業は、売上高全体に占める割合を増し続け、グループ全体の業績に貢献している。決算報告書によると、欧州および米国市場での売上高は19年同期の水準を上回り、アジア太平洋市場での売上高も伸びている。
グローバル向けサイト「trip.com」での航空チケットと宿泊施設の予約件数はいずれも前年同期の2倍を超え、うち宿泊予約は19年同期の1.5倍を上回った。また、1〜6月期は海外のビジネスホテルの予約件数が前年同期比540%増と爆発的な回復を示した。
(36Kr Japan編集部)
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