中国OTA大手「トリップドットコム」業績回復 4~6月期売上高が市場予想上回る 

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

中国OTA大手「トリップドットコム」業績回復 4~6月期売上高が市場予想上回る 

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国旅行予約サイト大手の携程集団(トリップドットコム・グループ)が9月22日、4〜6月期決算を発表した。純売上高は市場予想を上回る40億元(約800億円)、調整後のEBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)は3億5500万元(約71億円)となった。

事業部門別の売上高は、宿泊予約が14億元(約280億円)、交通チケットの予約・発券が18億元(約360億円)、パッケージツアーが1億2200万元(約24億円)、法人旅行管理が2億1000万元(約42億円)だった。

国内事業は、4〜5月は新型コロナウイルス流行の影響で低迷したものの、6月にはV字回復の傾向を示した。宿泊予約は6月下旬には完全回復し、新型コロナ流行前の2019年同期の水準を上回った。

海外事業は、売上高全体に占める割合を増し続け、グループ全体の業績に貢献している。決算報告書によると、欧州および米国市場での売上高は19年同期の水準を上回り、アジア太平洋市場での売上高も伸びている。

グローバル向けサイト「trip.com」での航空チケットと宿泊施設の予約件数はいずれも前年同期の2倍を超え、うち宿泊予約は19年同期の1.5倍を上回った。また、1〜6月期は海外のビジネスホテルの予約件数が前年同期比540%増と爆発的な回復を示した。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録