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【新華社北京10月18日】中国ではスマートロックが徐々に多くの消費者に受け入れられるようになり、その生産・販売台数が急速に増加している。中国のスマートロック業界の生産額は2018年の115億元(1元=約21円)から21年には130億元に増え、年平均成長率は4.2%なった。22年には141億元にまで増加すると予想されている。
全国五金(金属)工業情報センターが発表したリポートによると、中国のスマートロック業界は15年から急速な成長期に入り、業界の規模や企業数などが爆発的に増加している。
中国のスマートロック生産・販売台数は18年に初めて1千万台を突破し、1500万台に達した。20年と21年には生産・販売台数が2年連続で過去最高を更新し、20年の生産・販売台数は前年比約10.0%増の1600万台以上、21年は13.7%増の1820万台となった。
政策面では、中国住宅・都市農村建設部などの部門が21年に「デジタルホームの発展加速と居住の質向上に関する指導意見」を共同で発表し、健康性、快適性、省エネなどを実現するスマートホーム製品の普及を奨励することを提起した。既存住宅が新築住宅を参照してスマート製品を導入することを奨励するほか、ドアや窓、日よけ、照明などの従来型住宅資材の電動化、デジタル化、ネットワーク化に向けた改造も行うとしている。
市場の大きな成長余地と政策的支援が追い風となり、中国通信機器大手の小米集団(シャオミ)や華為科技(ファーウェイ)などがスマートロック分野で布石を打っている。データによると、シャオミがスマートロックの国内でのオンライン販売に占めるシェアは21年が23.6%、22年上半期(1~6月)が20.0%だった。また、ファーウェイは今年3月、独自開発OS「HarmonyOS」を搭載したスマートロック製品シリーズを発表し、9月には新型スマートロック「SEドアスコープバージョン」を発表した。
全国五金(金属)工業情報センターのリポートによると、中国では22年から3年以内にスマートロックの生産・販売台数が3千万台を突破する見通しで、スマートロック業界は急速な発展期を迎えるとみられる。
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