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レンズモジュールやタッチパネルなどを手がける中国電子部品大手「OFILM(欧菲光)」は10月30日、2022年7~9月期の決算報告書を発表した。22年1~9月の売上高は前年同期比37.06%減の108億2400万元(約2160億円)、親会社に帰属する純損失は8024%増の32億8100万元(約660億円)だった。
7〜9月期の売上高は前年同期比44.12%減の30億4900万元(約610億円)、親会社に帰属する純損失は同比3.14%増の24億700万元(約480億円)となった。
OFILMは20年7月、米国の「エンティティリスト(禁輸措置対象リスト)」に掲載された。21年3月には「ある海外の顧客」(米アップル)から取引終了の通知を受け取り、同年4〜6月期でその顧客との取引は終了したという。同社は21年4〜6月期以降、6四半期連続で損失を計上している。
OFILMは現在、事業方針の転換に乗り出している。レンズモジュールについてはアップル以外のスマートフォンメーカーとの提携を継続する一方で、スマートカーやVR/AR、スマートホームなど新たな市場もターゲットとしている。
10月27日には、中国の自動車メーカー20社以上からサプライヤー資格を取得済みで、海外の自動車メーカーのサプライヤー資格の認定に向けても積極的に動いていると明らかにした。同社の顧客には、従来型の自動車メーカーだけでなく、新興自動車メーカーも含まれているという。
(36Kr Japan編集部)
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