シノペック、カタールエナジーとLNG長期供給契約を締結

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【新華社北京11月24日】中国国有石油大手の中国石油化工集団(シノペック・グループ)は21日、カタール国営エネルギー企業カタールエナジーと27年にわたる液化天然ガス(LNG)長期供給契約に調印したと発表した。カタールエナジーは年間400万トンのLNGをシノペックに供給することで合意した。カタールのノースフィールド・ガス田の拡張プロジェクトで両社が進める一体化協力の重要な一環で、同プロジェクトの新たな一里塚となった。

シノペックの馬永生(ば・えいせい)董事長とカタールのエネルギー担当国務相でカタールエナジー最高経営責任者(CEO)のサード・シェリダ・カービ氏がオンライン形式で共同で契約に署名した。

馬董事長は「中国とカタールが友好的で緊密な関係にあり、エネルギー分野で天然の相互補完性を持つことは、双方が協力を絶えず深めるために良好な環境を作り出している。契約の締結は『グリーン(環境配慮)・低炭素・安全を堅持し、持続可能な発展を実現する』とのシノペックの趣旨とその要求に合致し、中国市場の天然ガス需要を満たすのに役立つだけでなく、中国のエネルギー消費構造を最適化し、エネルギー供給の安全性、安定性、信頼性を高めることにもつながる」と語った。

カービ氏はLNG長期契約締結について、中国とカタールとの良好な二国間関係をより確かなものにし、中国でますます増加するクリーンエネルギー需要を満たすのに役立つと指摘。「今回の提携はさまざまな分野にまたがり、期間も27年と長く、その意義は重大で、二国間協力の新たな一章を開いた」と述べた。

ノースフィールド・ガス田の拡張プロジェクトは2026年の稼働を予定する。今回結ばれたのは同プロジェクト初のLNG長期供給契約で、両社の間では二つ目のLNG長期供給契約となる。

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