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【新華社北京12月9日】多国籍企業にとって中国は事業成長の重要な原動力となり、代替できない巨大市場となっている。複数の海外メディアが報じた。
英紙フィナンシャル・タイムズは中国語版コラム記事で、中国でケンタッキーフライドチキン(KFC)やピザハットなどを運営する外食大手の百勝中国控股(ヤム・チャイナ・ホールディングス)の第3四半期(7~9月)の純利益が2億600万ドル(1ドル=約136円)とほぼ倍増し、レストランの利益率も前年同期の12.2%から18.8%に拡大、2018年以降の最も高い水準となったと伝えた。
自動車大手の独BMWが発表した7~9月期決算は、純利益が22.9%増の31億7500万ユーロ(1ユーロ=約144円)。世界新車販売は0.9%減の58万7744台で、欧州市場で11.1%落ち込んだ一方、中国市場では5.7%増えた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国市場の堅調をBMWの利益拡大の主な駆動力の一つとして挙げた。
英誌エコノミストは最近の記事で、豊かさを増している14億人の中国人は、世界の衣料品の4分の1、ジュエリーとハンドバッグの3分の1近く、自動車の5分の2、包装食品、化粧品、医薬品、電子機器などのかなりの部分を購入していると指摘。膨大な製造業を抱える中国はまた、世界最大の工作機械や化学製品の市場であり、建設機械の最大の買い手でもあるとした。
中国市場は大企業だけのものではない。分野、規模、発展段階の異なる企業がいずれも中国の発展から多くのビジネスチャンスを見つけ出すことができる。
オーストラリアメディア「news.com.au」は研究機関のリポートを引用し、課題はあるものの、オーストラリアの中小企業が中国に商品を販売する機会は無視できないと指摘した。リポートは「中国は世界で最も大きく、最も活発な消費市場だ。物流と電子商取引(EC)のイノベーションでトップを走っており、今後もますます発展を加速する。30年までに、中国では約4億人の中所得者および高所得世帯が良質な製品とサービスを求める見込みだ」とした。
米ブルームバーグは、オーストラリアでは、良質なロブスターの購入者から気前の良い観光客、留学生まで、中国人消費者の重要性に対する認識が高まっている指摘。ワイン会社を経営するミッチェル・テイラー氏は、中国ほどの規模の市場はほかでは代替できないと強調したと伝えた。
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