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【新華社北京12月26日】中国ではこのところ、スマートロックやスマート家電、スマートフィットネスミラーなどスマートホーム製品の家庭への普及が進んでいる。調査機関のデータによると、2021年の中国スマートホーム業界の市場規模は前年比12.8%増の約5800億元(1元=約19円)で、今年は6515億元に達する見通しとなっている。
国家発展改革委員会がこのほど発表した「第14次5カ年規画(2021~25年)内需拡大戦略実施プラン」は、新型消費の育成を急ぎ、スマートホームを含むスマート製品の研究開発を加速するとした。業界内では、政策による優遇や旺盛な需要により、スマートホーム産業の発展の余地はさらに広がるとの見方が強い。
米調査会社IDCの中国スマートホーム機器市場四半期追跡報告によると、22年の中国スマートホーム機器市場の出荷台数は前年比で17.1%増え、2億6千万台を突破する見通しだ。
国務院発展研究センター新経済研究院の朱克力(しゅ・こくりき)院長は「関連技術の進歩と消費者の生活品質の向上により、スマートホームの普及率は高まり続けている。特にリフォームを強力な推進力とし、スマートホームは急速に普及、従来の住宅からの転換が徐々に進んでいる」と述べた。
大きな成長が見込めるスマートホーム分野には多くの企業が布石を打っている。市場調査会社、智研諮詢のデータによると、中国スマートホーム関連企業の登録数の前年比伸び率は18年が29.6%、19年が31.5%、20年が26.2%、21年が34.6%で、21年の登録数は19万5600社に上った。
スマートホーム事業は多くの企業の業績を高めている。家電大手・海爾集団傘下の海爾智家(ハイアール・スマートホーム)の22年1~9月の売上高は前年同期比8.7%増の1848億元だった。インターネット検索大手の百度(バイドゥ)が21年12月に発売した「添添スマートフィットネスミラー」は、各ECプラットフォームでの販売量と売上高で他社の商品を引き離し首位に立った。
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