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中国の電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」傘下の投資会社「蔚来資本(NIO Capital)」がこのほど、スポーツ用多目的車(SUV)に特化した新興EVメーカー「至星(Zhixing)」に数千万ドル(数十億円)を出資した。今回の資金調達はシードラウンドにあたる。自動車専門メディア「晚点 Auto」が報じた。
至星は25年にも、ファーストモデルとして100万元(約1900万円)クラスの超高級電動SUVを発売し、海外市場にも投入する計画だという。
NIOは資金面以外でも至星を支援し、開発中の第3世代プラットフォーム「NT 3.0」を提供するほか、サプライチェーンや充電システムなどの面でも協力する。至星のファーストモデルはNT 3.0を搭載し、800ボルトの超高速充電とバッテリー交換に対応するとみられる。
NIOの超高級EV戦略が報じられたのは初めてではない。同社は22年12月、独メルセデス・ベンツの「マイバッハSクラス」をベンチマークとして、100万元クラスの超高級車の開発を進めていると発表した。この車種に関しては、早ければ24年の発売となり、海外市場でも販売される可能性がある。
*23年1月10日のレート(1元=約19.5円、1ドル=約132円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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