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【新華社北京3月24日】中国の電子機器製造大手、富士康工業互聯網(フォックスコン・インダストリアル・インターネット)はこのほど、2022年12月期決算を発表した。デジタル経済の急速な発展やコンピューティングなどのニーズの活発化を受け、売上高と純利益がいずれも過去最高を更新した。売上高は初めて5千億元(1元=約19円)を超え、前年比16・4%増の5118億5千万元となり、親会社株主に帰属する純利益は0・3%増の200億7300万元だった。
三つの主要業務がいずれも好調
三つの主要業務がいずれも2桁成長を達成した。クラウドコンピューティング業務では、メタバースや対話型AI「ChatGPT」などがコンピューティングニーズの急増をけん引、売上高が19・6%増の2124億4400万元で初めて2千億元を超え、5年連続でプラス成長を維持した。クラウドコンピューティングサーバーの出荷台数は世界首位に立った。
通信・モバイルネットワーク設備業務では、世界の企業のデジタル化、第5世代移動通信システム(5G)のインフラ建設、スマートホームの普及でニーズが増加、ネットワーク規模の拡大が進み、売上高が14・4%増の2961億7800万元となった。
インダストリアル・インターネット(産業のインターネット)業務の売上高は13・5%増の19億1200万元だった。
研究開発費が過去最高記録
同社はデジタル経済中核技術への布石を進めた。22年12月末時点の特許出願・取得件数は前年同期比10・4%増の6078件だった。ハイエンド精密部品や自動化・ロボット、産業メタバース、デジタル・スマート製造などの技術分野では特許取得件数が大幅に増え、全体の73・8%を占めた。22年の研究開発費は前年比7・0%増の115億8800万元、研究開発技術者は5千人増えて3万人を超えた。
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