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中国IT大手アリババグループ傘下の地図情報プラットフォーム「高徳地図(Amap)」がこのほど開いた社内会議で、同じくアリババ傘下の地域密着型口コミサイト「口碑(Koubei)」と正式に合併すると発表した。アリババの口コミ関連事業は今後、全て高徳地図に組み込まれるとみられる。
口碑は、その前身にあたる「口碑網」が2008年にアリババに買収されて以降、アリババ傘下の電子商取引(EC)プラットフォーム「淘宝網(タオバオ)」からモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ)」、フードデリバリーサービス「餓了麼(Ele.me)」へと合併先を変えてきた。
高徳地図は、アリババが現在大きな期待を寄せている事業の1つだ。同社の張勇(ダニエル・チャン)CEOは、21年8月に開いた決算報告会で、「今会計年度末(22年3月)までに、高徳地図を通じて目的地周辺でさまざまなサービスを受けるユーザー数を少なくとも1億人にしたい」と述べていた。同社は22年7~9月期(2023会計年度第2四半期)の決算報告書で、高徳地図のけん引により目的地での取引件数が、前年同期比で急成長したと明らかにした。
(36Kr Japan編集部)
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