中国の洋上風力発電、遠海に拡大 「浮体式」に大きな成長性

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【新華社北京3月27日】中国の洋上風力発電はここ数年、設備容量が拡大し、より遠く深い海域へと広がっている。中国は豊富な洋上風力資源に恵まれ、技術的に開発できる風力資源は水深5~50メートルの近海で5億キロワットに上り、遠海ではその3~4倍以上に達する。遠海風力資源の開発に欠かせない浮体式発電機の設備容量で中国は世界4位につけており、設備容量は2026年までに500メガワットを超える見込みだ。

大まかな統計によると、世界で稼働中の浮体式洋上風力発電施設は22年時点で202.55メガワット。業界関係者によると、水深が60メートルを超える海域では浮体式発電機の採用が一般的で、浮体式洋上風力発電産業は巨大な成長性を秘めている。だが現時点では依然として施工難度が高い、コストが高いなどの問題を抱え、大量の資金投入による技術発展の推進が必要となっている。

石油・ガス生産大手、中国海洋石油集団(CNOOC)傘下のエネルギー経済研究院の李楠研究員は、技術進歩と大規模開発に伴い、浮体式風力発電は予想以上の発展を遂げる可能性があると指摘。また、海洋牧場や水素製造、海洋観光、海洋鉱物資源などの開発と連携し、「総合エネルギーアイランド」など異業種が融合した海洋産業の新業態を形成できるとの見方を示した。

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