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中国ゲーム大手のネットイース(網易)はこのほど、スペインを拠点とする新たなゲームスタジオ「Anchor Point Studios」を設立したと発表した。同スタジオは、家庭用ゲーム機・パソコン(PC)向けのアクションアドベンチャーゲームの開発に注力していくという。
設立者のPaul Enreth氏は、家庭用ゲーム機・PC向けゲームの開発で20年以上の経験を持つゲームデザイナーで、アクションアドベンチャーゲーム「コントロール(Control)」のほか、シューティングゲーム「Halo(ヘイロー)3」や「Halo4」の開発に携わったことで知られる。
ネットイースはこのところ、海外での投資や企業買収、新スタジオの設立などを通じ、海外展開を加速している。2021年末には、著名ゲームデザイナーの須田剛一氏が率いるゲームスタジオ「グラスホッパー・マニファクチュア」を買収した。同スタジオの代表作にはアクションアドベンチャーゲーム「ノーモア☆ヒーローズ」がある。
22年1月には、人気ゲーム「龍が如く」シリーズの生みの親として知られる元セガの名越稔洋氏をトップとするゲームスタジオ「名越スタジオ」の設立を発表。5月には、同社にとって米国初となるゲームスタジオ「Jackalope Games」を、7月には同じく米国で、「Halo: Infinite」のチーフデザイナーを務めたJerry Hook氏が率いるゲームスタジオ「Jar of Sparks」を設立した。続いて8月には、ストーリー性の高いゲームで定評のあるフランスのゲームスタジオ「Quantic Dream(クアンティック・ドリーム)」を買収し、その直後に米国のゲームスタジオ「Something Wicked Games」に1320万ドル(約18億円)を出資した。
ネットイースのゲーム部門「ネットイースゲームズ(網易遊戯)」は23年1月、「Halo」シリーズや「マインクラフト(Minecraft)」などの共同開発で知られるカナダのゲームスタジオ「SkyBox Labs」の買収を発表している。
*2023年4月28日のレート(1ドル=約137円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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