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中国の電動垂直離着陸機(eVTOL)メーカー「億航智能(EHang、イーハン)」が開発した2人乗りの自律飛行型航空機(AAV)「EH216‐S」がこのほど、沖縄県の離島間で実施された試験飛行に成功した。eVTOLは「空飛ぶクルマ」とも呼ばれる。
試験飛行は日本空港コンサルタンツなど4企業が実施。EH216‐Sは沖縄県の伊平屋島と野甫島の間を自動で往復した。離島間でeVTOLの実証実験が実施されたのは日本初となる。
イーハンは2014年に広東省広州市で設立され、中国の都市型エアモビリティ(UAM)業界をリードしてきた。19年12月には米ナスダック上場を果たしている。同社はこれまでに、世界13カ国で3万7000回以上の試験飛行を成功させている。
EH216-Sが日本の空を飛んだのは、今回の沖縄県が7番目だという。EH216-Sは23年2月、大分県で有人試験飛行に成功した。
イーハンの23年1~3月期の売上高は、前期比41.6%増の2220万元(約4億3700万円)だった。EH216シリーズの販売・納入台数は11台と、前期の6台からほぼ倍増した。
*23年6月15日のレート(1元=約19.7円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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