中国・吉利汽車、1~6月期は増収増益

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中国自動車メーカーの吉利汽車(Geely Automobile)が22日に発表した2023年6月中間決算は、売上高が前年同期比25.8%増の731億8千万元(1元=約20円)、親会社株主に帰属する純利益は1.2%増の15億7千万元だった。1~6月の販売台数は13.1%増の69万4千台、1台当たり売上高は6.8%増の10万1千元となった。手元現金は336億4千万元で安定を維持し、営業キャッシュフローは9.1%増の107億元だった。

同社は電動化、スマート化への転換を揺るぎなく推進した。1~6月の新エネルギー車(NEV)販売台数(吉利ブランド、スウェーデンのボルボ・カーとの合弁高級車ブランド「領克(Lynk&Co)」、EVブランドの「極氪(ZEEKR)」、電池交換式EVブランドの「睿藍(LIVAN)」を含む)は43.9%増の15万8千台に上り、新車販売全体に占める割合は前年同期の17.9%から22.7%に拡大した。

各ブランドはユーザーのニーズを把握し、ブランドポジショニングを明確にすることで積極的に市場競争に加わっている。基礎技術の研究や基盤アーキテクチャーの開発・応用、サプライチェーンと製造分野の協調・協力を通じ、スケールメリットと体系化の優位性を発揮している。

1~6月の研究開発費は62.8%増の59億1千万元で、新エネ車・スマート化分野の技術イノベーションをさらに加速させた。

海外市場の開拓では、1~6月の輸出台数が12万1185台と38.0%以上増加し、業界4位を維持した。吉利ブランドは中東、アジア太平洋、アフリカ、中南米、欧州など多くの地域で布石を強めており、世界各地の販売・サービス拠点は7月末時点で490カ所となった。

同社は23年通年の販売台数を165万台、うち「極氪」を14万台とする目標を掲げている。(新華社北京)

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