ファーウェイ支援のEVブランド「Avatr」が600億円を調達、評価額は約4000億円に

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中国の新エネルギー車(NEV)メーカー「阿維塔科技(Avatr Technology)」がこのほど、シリーズBで30億元(約600億円)を調達し、評価額が200億元(約4000億円)に達したと発表した。

同社は、中国の国有自動車大手の長安汽車(Changan Automobile)が通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)および車載電池大手のCATL(寧徳時代新能源科技)と共同設立し、高級スマートNEVを打ち出している。今回の出資者は、長安汽車のほか複数の政府系投資機関など。

初の製品であるクーペタイプのスポーツ用多目的車(SUV)「Avatr11」の平均販売価格は36万元(約720万円)で、これまでに累計1万2000台余りを納車した。

このほど発表した「Avatr 11 鴻蒙版」には、ファーウェイ独自の基本ソフト(OS)「鴻蒙(Harmony)」を組み込んだスマートコックピットと最新の自動運転システム「ファーウェイADS 2.0」が搭載されている。

また、9月4日に独ミュンヘンで開幕した国際自動車ショー「IAA MOBILITY 2023」では、ミドルサイズセダンの「Avatr12」を世界初披露した。Avatr12の納車は年内にも始まる予定だという。

ファーウェイ・CATL・長安汽車、大手3社の強力タッグで誕生したスマートEV「Avatr11」

*23年9月4日のレート(1元=約20円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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