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アリババグループ傘下の金融会社、アント・グループの2023年4~6月期決算は、前年同期比で65%の大幅減益だったとみられる。ロイター通信の試算で明らかになった。
アリババが11月16日に発表した2023年7~9月期決算によると、アントへの投資利益は8億4600万元(約180億円)だった。アリババはアントの株式の32.65%を保有しており、全ての持分法適用投資先の損益を1四半期遅れで計上していることから、アントの4~6月期の純利益は前年同期比65%減の25億9000万元(約540億円)だったと推定される。
中国の金融監督当局は今年7月初め、アントに対して70億元(約1470億円)超の罰金を科すと発表し、3年近くに及んだ是正措置を完了した。
アントは11月初め、独自の大規模言語モデル(LLM)「百霊大模型」をベースにした複数のプロダクトの一般公開を、中国政府に承認されたと発表した。これに先立つ9月には、金融分野特化型LLM「螞蟻金融大模型(AntFinGLM)」の機能を生かした2つのプロダクト、スマート金融アシスタント「支小宝2.0」とスマート業務アシスタント「支小助」を発表しており、すでに支小宝2.0の内部テストを開始している。
*2023年11月24日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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