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中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下で医療関連ITサービスを手掛ける阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス)がこのほど発表した2024年3月期中間決算(23年4~9月)は、売上高が前年同期比12.7%増の129億6千万元(1元=約21円)、純利益は2.7倍の4億4500万元で、収益性が大幅に向上した。
同社はクラウド薬局、クラウド病院、クラウドインフラの「三つのクラウド」戦略を実施している。主な収入源となる医薬品電子商取引(EC)事業は引き続き着実な伸びを維持した。医薬品直販事業の売上高は13.5%増の114億5千万元、利用会員数は21.0%増の7700万人に上った。同社が運営する医薬品ECプラットフォーム「天猫健康(Tモールヘルスケア)には3万2千者以上の業者が出店しており、22年9月30日時点の業者数より約4千者増加した。取扱商品の種類も6400万SKU(最小管理単位)を超え、前年同期より1600万SKU以上増加し、ヘルスケア関連商品の1人当たりの年間購入回数と購入額は引き続き大幅に増加した。
医療・ヘルスケアおよびデジタルサービス事業の業績も増勢を維持し、売上高は16.4%増の4億9千万元だった。同社とオンライン健康相談サービスの契約を締結した開業医、薬剤師、栄養士は合計で21万人を超え、前年同期より約3万人増加した。(新華社北京)
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