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タイでは2023年、純電気自動車(BEV)が市場の7〜8割を中国ブランドが占め、電気自動車(EV)の年間販売台数では中国ブランドの車種が4位までを独占した。24年には、さらに多くの中国EVブランドがタイ市場に参入することが予想される。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。
タイの自動車メディア「Autolifethailand」の統計によると、同国の23年のブランド別EV販売台数ランキングは、1位が比亜迪(BYD)で3万650台、2位が哪吒汽車(Neta)で1万2777台、3位が名爵(MG)で1万2764台、4位が米テスラで8206台、5位が長城汽車(Great Wall Motor)のEVブランド「欧拉(ORA)」で6746台だった。
車種別では、1位がBYDの「ATTO3」で1万9214台、2位が哪吒の「Neta V」で1万2777台、3位がBYDの「DOLPHIN」で9410台、4位は欧拉の「ORA GOOD CAT」で6712台だった。テスラの「モデルY」は5881台で5位に入った。
タイ政府は23年、EV1台あたり最大15万バーツ(約60万円)の購入補助金を支給し、EV産業の成長を積極的に後押しした。タイ電気自動車協会(EVAT)のKrisda Utamote会長はこのほど、ブルームバーグの取材に対し、タイではEVの新規登録台数が24年末までに15万台を超える可能性があるとし、乗用車の総登録台数に占めるEVの割合が23年の12%から24年には20%に増加するとの見通しを示した。
同会長によると、中国のEVメーカーがタイで生産した最初の車種を打ち出す準備を進めていることに加え、政府の補助金約24億ドル(約3600億円)の後押しもあり、24年のタイのEV販売台数は倍増する可能性があるという。
*2024年1月23日のレート(1バーツ=約4円 1ドル=約148円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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