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中国のネット配車サービス最大手「滴滴出行(DiDi Chuxing)」は3月23日、2023年12月期決算を発表した。中国事業と海外事業ともに好調で、売上高が大きく伸びた。
2023年12月期通期の売上高は前の期比36.6%増の1924億元(約4兆円)、純利益は5億4000万元(約110億円)、調整後EBITA(利払い・税引き・一部償却前利益)は21億6000万元(約450億円)の黒字となった。前年同期の純損失は237億8300万(約5750億円)だったに対して、業績が大幅に改善された。うち、中国国内モビリティ事業の売上高は39.0%増の1750億元(約3兆7000億円)、海外モビリティ事業は33.8%増の78億元(約1600億円)だった。
10~12月期の売上高は前年同期比55.4%増の494億元(約1兆円)だった。 中国国内での配車件数は29億3200万件、海外では7億8300万件に達し、四半期ベースで過去最高となった。
滴滴出行は23年8月、中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」と戦略提携を結び、小鵬汽車が滴滴出行のスマートEV開発事業の関連資産を最大58億3500万香港ドル(約1100億円)で買収すると発表していた。今回の決算報告書によると、両社はすでに株式売買契約に基づく取引を完了し、滴滴出行が小鵬汽車の少数株主となっている。
*2024年3月27日のレート(1元=約21円 1香港ドル=約19円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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