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中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)は3月18日、ブラジル東部のバイーア州カマサリ市で建設を進めている大規模生産拠点への投資額を、当初の30億レアル(約900億円)から55億レアル(約1700億円)に引き上げると発表した。また、従業員向けの住宅棟5棟(4320人収容)の建設を計画していることも明らかにした。
この生産拠点は、新エネルギー車(NEV)の製造工場、電動バスとトラックシャシーの製造工場、リン酸鉄リチウムイオン電池原料の加工工場など複数の工場からなる。2024年下半期の稼働開始を予定しており、NEVの年産能力は純電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)で計15万台を見込んでいる。
BYDは3月初め、生産拠点の建設工事が本格着工したと発表した。バイーア州政府に2億8780万レアル(約90億円)を支払って取得した工場敷地は460万平方メートル。米フォードの旧ブラジル工場跡地の一部に位置している。古い施設はサプライヤーに提供し、自動車部品の生産に充てる方針だという。
*2024年3月26日のレート(1レアル=約30円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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