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中国版インスタグラムと呼ばれる「小紅書(RED)」は、2023年の売上高が前年比85%増の37億ドル(約5600億円)となり、純利益5億ドル(約760億円)で初の黒字化を達成した。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。
広告事業のほか、SNSと電子商取引(EC)を組み合わせたソーシャルEC事業の売上高が大きく伸びた。22年は売上高20億ドル(約3000億円)、2億ドル(約300億円)の赤字だった。
小紅書が投資家に提供したデータによると、23年の月間アクティブユーザー数(MAU)は前年比20%増の3億1200万人となった。
小紅書は市場予想を上回る増収と黒字化を達成した。しかし、ある投資家はフィナンシャル・タイムズの取材に対し、小紅書の新規株式公開(IPO)に向けた道筋は依然として不透明で、IPOで投資を回収できないことが大きな問題だと語っている。
23年12月には、小紅書が24年下半期にも香港取引所に上場する可能性があるとの情報が流れたが、同社はメディアの取材に対し、現時点で上場計画はないと回答していた。
*2024年3月29日のレート(1ドル=約151円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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