中国BYD、韓国のEV乗用車市場参入へラストスパート

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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は現在、韓国でのEV乗用車発売に向け、韓国の産業通商資源部と環境部の認証審査を受けているという。

韓国でEVを販売するためには、騒音基準や1回の充電での航続距離、エネルギー消費効率など環境・安全認証を取得し、補助金支給の要件を満たす必要がある。認証審査には通常2〜3カ月を要する。

BYDはすでに発売準備の大半を完了しており、早ければ年内にも韓国でEV乗用車を発売できる見通しだ。韓国市場には小型EV「DOLPHIN(ドルフィン)」とセダンEV「SEAL(シール)」の2モデルを投入する計画で、すでにディーラー選定の最終段階に入っている。

BYDは2023年1月に日本市場に参入し、すでにDOLPHINと多目的スポーツ車(SUV)の「ATTO3」を販売している。23年の日本での販売台数は計1446台にとどまったが、24年1~5月の販売台数は前年同期比93.2%増の935台と順調に伸びている。同社は日本での認知度を高めるため、24年4月からは日本での認知度向上を目指し、女優の長澤まさみさんをCMに起用。間もなくSEALの日本販売も始まる予定となっている。

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(36Kr Japan編集部)

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