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中南米では2024年に入ってから中国製電気自動車(EV)の販売台数が急増しており、ブラジルでは24年1~4月の販売台数が8倍に増加した。
ブラジルの政府機関や業界団体のデータによると、24年1~4月の中国製乗用車の対ブラジル輸出額は372.4%増の7億6200万ドル(約1200億円)となり、過去最高を記録した。中国製EVのブラジル販売台数は前年同期比8倍の4万8000台に達し、ブラジルに輸入されたEVの36.2%を占めた。
EVは現在、中国の対ブラジル輸出で第4の柱となっている。ブラジルでは23年、比亜迪(BYD)、奇瑞汽車(Chery)、長城汽車(Great Wall Motor)の販売台数が急増した。24年4月のコンパクトカーの登録台数では、BYDの車種がトヨタのカローラを上回ったという。
BYDは24年3月18日、ブラジル東部のバイーア州カマサリ市で建設を進めている大型生産拠点への総投資額を、当初予定していた30億レアル(約870億円)から55億レアル(約1600億円)に引き上げると発表した。同生産拠点では、まず年産15万台を実現し、次の段階で年産30万台を目指す方針だという。
*1ドル=約161円、1レアル=約29円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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