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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は6月21日、開発者向けイベント「HDC 2024」で次世代OS「Harmony OS Next」のベータ版テストを開始すると発表した。Harmony OS Nextは、Harmony OSシリーズ初の非AndroidベースのOSで、「中国初の完全独自OS」だという。
ファーウェイは2019年以降、米国の制裁措置により、先進半導体の調達やAndroidの利用ができなくなった。同社は独自のソフトウエア・エコシステムの構築を目指し、同年中に自社開発した「HarmonyOS」を発表。21年からは同OSを搭載したスマートフォンを発売している。
HarmonyOSは、過去4世代で累計9億台以上の端末に搭載されている。現時点で、同OSの開発者数は254万人に上り、アプリケーション開発サービスは毎月827億回利用されているという。Harmony OS Nextは24年8月、同社のスマートフォン「Mate60」と「Pura70」でアップデート可能となり、25年にはさらに多くの機種で利用できるようになる。
ファーウェイはさらに、独自の大規模言語モデル(LLM)「盤古(Pangu)」の第五世代「Pangu Grand Model 5.0」も発表した。盤古はここ1年でさまざまな業界に浸透し、 身体性を持つ人工知能「「エンボディドAI」や医薬、気象、鉄道、メディア、鉄鋼など30以上の分野、400以上の場面で活用されている。
(36Kr Japan編集部)
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