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中国の自動運転スタートアップ「文遠知行(WeRide、ウィーライド)」は7月26日、米国で新規株式公開(IPO)を申請した。米ナスダック市場に米国預託株式(ADS)を上場する。ティッカーシンボルは「WRD」。米モルガン・スタンレー、米JPモルガン・チェース、中国国際金融(CICC)の3社がIPOの主幹事を務めるという。
WeRideは2017年に設立され、特定条件下での完全自動運転「レベル4」で世界をリードしている。現在は、自動運転タクシー(ロボタクシー)、自動運転バス、自動運転トラック、自動運転清掃車および先進運転支援システム(ADAS)の主力5事業を展開。すでに7カ国の30都市で自動運転の開発・テスト・運営を進めており、中国、米国、アラブ首長国連邦(UAE)、シンガポールの4カ国では自動運転のライセンスを取得している。
同社は過去10回の資金調達で、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車のほか、中国の広州汽車集団(GAC)や米NVIDIA(エヌビディア)、独Bosch(ボッシュ)、米IDGキャピタルなどから総額10億9000万ドル(約1600億円)を調達している。直近の資金調達は2022年に実施したシリーズDの追加ラウンドで、評価額は51億ドル(約7600億円)となった。
上場目論見書によると、21年から24年上半期(1〜6月)の累計赤字は51億ドルを超え、研究開発費は累計28億ドル(約4200億円)近くに上っている。
*1ドル=約149円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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