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中国の格安ティードリンクチェーン「蜜雪冰城(MIXUE)」は、圧倒的なコストパフォーマンスが人気を呼び、業界最多の店舗数を誇っている。2024年1月に香港取引所に提出した上場目論見書によると、23年9月末時点の世界の店舗数は3万6000店を突破しており、閉店率は2.37%と同業他社よりもはるかに低かった。
しかし、24年に入ってからは同業他社との価格競争が続き、苦戦を強いられている。調査会社の極海(GeoHey)によると、蜜雪冰城の出店ペースは衰えていないが、閉店数も急増している。直近90日間で3477店を新規出店する一方で、3808店を閉店。初めて閉店数が出店数を上回った。
飲食業界に特化した調査会社・窄門餐眼のデータによると、現在の中国店舗数は3万1000店余りで、24年に入ってから出店した店舗が約4000店、閉店した店舗と休業した店舗は計1858店となっている。閉店率は約6%に上る。
蜜雪冰城は現在、新たな成長市場を見出すため、海外展開を活発化させている。すでに日本や韓国、シンガポール、オーストラリアなどに進出しており、海外店舗数は4000店に迫っている。24年上半期には、香港にも複数の店舗をオープンした。
(36Kr Japan編集部)
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