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タイのデジタル経済社会省はこのほど、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と共催した「ファーウェイ・クラウドサミット・タイランド2024」で、デジタル経済発展のチャンスをつかみ、ファーウェイクラウド(華為雲)と連携し、「クラウドファースト」戦略の推進を速めるよう各界に呼びかけた。
タイの「クラウドファースト」戦略は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推し進め、クラウド技術を活用した行政の事務効率の向上、および大手企業の発展と域内の顧客向けサービスの支援を目指している。
ファーウェイクラウドは現在、タイで15を超える産業で協力パートナーを持ち、100件余りのクラウドサービスを提供している。アジア太平洋地域本部の曾興雲総裁は、タイ政府部門と連携して国家行政クラウドプラットフォームを立ち上げ、金融業では現地商業銀行大手のサイアム商業銀行(SCB)のエンドツーエンド業務のオンライン展開を実現させたほか、小売業のデジタル化も支援していると紹介した。
ファーウェイクラウドは今回のサミット期間中、国立のチュラロンコーン大学と人工知能(AI)課程を共同開発し、技術人材を育成することで合意に達した。同国のデジタル人材は2030年までに、約50万人不足する見通しで、ファーウェイが19年に創設した華為東盟学院(タイ)はこれまでに、9万6200人の情報通信技術(ICT)従事者、クラウド・AI開発者などに研修を実施してきた。(新華社バンコク)
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