中国EVメーカーNIO、アゼルバイジャン進出を発表

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中国の電気自動車(EV)メーカー、上海蔚来汽車(NIO)はこのほど、EV関連事業を手がけるアゼルバイジャン企業、グリーンカーと戦略的協力協定を結び、同国で事業を展開し、ユーザーにスマートEVとサービスを提供すると発表した。
 
グリーンカーはNIOのアゼルバイジャンでの国内総代理店となり、直営方式によって同国のユーザーにサービスを提供する。NIOの基準に沿って製品やサービス、コミュニティーの事業運営を行うとともに、充電・電池交換ステーション、サービスセンター、ユーザー専用施設「NIOハウス」などの販売・サービスネットワーク整備を担う。
 
NIOはアゼルバイジャンでの公式サイト、モバイルアプリなどデジタル製品を開発し、その使用権をグリーンカーに授与することで世界中の顧客体験の一致性を確保する。2025年4~6月にアゼルバイジャンでの本格的な納品を開始し、コーカサス地域のユーザーに包括的なサービスを提供していく。
 
グリーンカーは2014年に設立され、アゼルバイジャンのグリーンモビリティー業界のパイオニアとして、EVと持続可能な交通ソリューションの普及と統合に取り組む。新エネルギーインフラの整備とモビリティーの変革を推進し、よりクリーンで持続可能な未来の実現を促している。
 
NIOは創業当初から研究開発のグローバル化を進め、21年の欧州市場進出後は市場のグローバル化にも乗り出した。24年11月15日時点で量産車6モデルをノルウェー、ドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマーク市場に投入しているほか、欧州では設置済みの電池交換・充電ステーションが58カ所、同社製EVが利用できる他社の充電器は60万基を超える。今年10月に中東、北アフリカ地域で事業を正式に展開すると発表し、10~12月にアラブ首長国連邦(UAE)市場に進出する計画も明らかにしている。(新華社上海)

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