無人フォークリフト100台以上を同時稼動。中国新興「MOOE ROBOT」が海外展開を加速

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無人フォークリフトを手がける「木蟻機器人(MOOE ROBOT)」がこのほど、吾同投資(We Together Investment)が主導するシリーズB3の資金調達を完了したと発表した。これまでの累計調達額は数億元(数十億超)に達した。今回調達した資金は、海外市場の開拓、新工場の稼働、年産規模の拡大などに充てられる。

木蟻機器人は2016年に設立され、主に物流仕分け拠点や宅配拠点などに向けてサービスを提供している。同社は3D-LiDAR技術を採用し、無人フォークリフトに高い検知能力と安定性を与えた。走行速度は最速で秒速2.6メートルに達する。また、世界で初めて100台以上の同時稼働が可能な運行管理システムを開発し、さまざまな場面での24時間稼働を実現している。

最高経営責任者(CEO)の銭永強氏によると、すでに広東省広州市内にある5万平方メートルの大型倉庫に100台余りの無人フォークリフトを配備し、顧客のコストを30%近く削減することに成功した。

木蟻機器人は物流産業の拡大を受け、欧米を中心に海外市場の開拓を進めている。また、今後2年間で荷物の搬送だけでなく、ピッキングやストックにも事業の幅を広げる方針だという。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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