中国EV「小鵬汽車」、右ハンドルSUVで英国市場に本格参入 年内に販売店20店舗

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中国EV「小鵬汽車」、右ハンドルSUVで英国市場に本格参入 年内に販売店20店舗

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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」が英国市場への本格参入を発表し、同社初の右ハンドルモデルとなる多目的スポーツ車(SUV)「G6」シリーズの予約販売を開始した。販売価格は3万9990ポンド(約760万円)からで、3月にも納車が始まる予定だという。

右ハンドル仕様のG6は、中国国内向けのG6(左ハンドル仕様)をベースとし、全モデルに急速充電可能な800ボルト(V)の高電圧シリコンカーバイド(SiC)プラットフォームを標準装備した。10分間の充電で航続距離を300キロメートル(km)延長でき、最大航続距離は755kmに達する。もちろん、小鵬汽車独自の先進運転支援システム(ADAS)も搭載されている。

英国は欧州最大のEV市場であり、世界で最も重要な右ハンドル車市場の1つでもある。英国政府は近年、自動車の電動化に取り組んでおり、2035年までに全ての新車をゼロエミッション車(ZEV)にするという目標を掲げている。24年は新車販売台数195万3000台のうち、バッテリー式気自動車(BEV)は前年比21.4%増の38万2000台と急増して全体の19.6%を占め、プラグインハイブリッド車(PHEV)も18.3%増加して全体の8.6%を占めた。

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小鵬汽車は、欧州自動車販売大手のIML(International Motors Ltd)と提携し、共に英国市場を開拓する。両社は年内に英国全土で販売店20店舗を開設し、顧客サポート網を広げると同時に、英国での存在感を高めていく計画だという。

*1ポンド=約189円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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