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グルメサイト「食べログ」を展開するカカクコムは4月23日、テンセントが運営する中国最大のソーシャルアプリ「微信(WeChat)」にミニプログラム「Tabelog日本美食餐預約」を開設した。中国人観光客が、普段使っている微信のアカウントから日本の飲食店を検索・予約できるようになる。
同ミニプログラムは、店舗の検索や地図表示、営業時間、写真、レビューの確認、予約機能を中国語で提供、WeChat Payでの決済もできる。まずは席のみの予約からスタートしており、飲食店側にとっても安心な一定額のデポジットを設定している。また、夏ごろに開始する予定のコース予約では、事前決済に対応する。
日本政府は2030年に訪日外国人旅行者数を6000万人とする目標を掲げており、25年4月13日からは大阪・関西万博が開催されている。こうした背景から、今後さらなる訪日客の増加が見込まれる。
一方、訪日客は日本で外食を楽しもうとしても「どの店を選べばよいかわからない」「予約がとれない」といった課題に直面しがちだ。
これらの課題に対応するため、カカクコムは2024年6月、英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語に対応した「多言語版食べログ」サイトを開設し、訪日客が店探しから予約までを簡単・安心に行えるようにした。
海外の主要サービスとの連携も進めており、中国最大級の口コミサイト「大衆点評」、香港のグルメ情報サイト「OpenRice」、台湾のオプショナルツアー予約サイトを運営する「KKday」などからの予約もできる。
今回の取り組みは、訪日客の増加が見込まれる中で、日本の飲食店にとって新たな集客チャネルになると期待されている。
(36Kr Japan編集部)
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