中国自動運転「QCraft」、米クアルコムと提携。欧州本部設立、26年日韓にも出荷へ
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中国の自動運転企業「軽舟智航(Qcraft)」は9月8日、独ミュンヘンで開かれた国際モーターショー「IAA MOBILITY 2025」で、グローバル戦略の始動を宣言し、研究開発や認証手続き、事業開発を担う欧州本部をドイツで設立すると明らかにした。同時に、米クアルコムと提携し、同社の自動運転向けプラットフォーム「Snapdragon Ride Platform」をベースに次世代運転支援ソリューションを開発すると発表した。
Qcraftは2019年、米国の自動運転企業「Waymo(ウェイモ)」出身の于騫氏によって設立された。創業当初は自動運転レベル4の技術開発に注力し、自動運転バス(ロボバス)を事業化の足がかりとして選択した。22年に量産車向け事業に軸足を移し、中高級車向け運転支援ソリューションの提供を開始。25年3月までの累計出荷数は60万セットを超えており、中国の乗用車向け運転支援機能「NOA(ナビゲーション・オン・オートパイロット)」市場では5割以上のシェアを占めている。
クアルコムと共同開発する次世代運転支援ソリューションは、2026年に欧州や米国、日本、韓国などへの出荷を開始する計画だという。今回の提携により、Qcraftは自動運転向けチップ大手の米エヌビディア、中国の地平線機器人(ホライズン・ロボティクス)、クアルコムの3社のプラットフォームに対応する業界でも数少ない企業となった。
(36Kr Japan編集部)