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微小外科手術(マイクロサージャリー)支援ロボットを手がける中国ベンチャー「昂泰微精(KouTech)」がこのほど、シリーズBで数億元(数十億円)を調達した。資金は主力製品の技術強化、臨床登録の推進、グローバル展開の拡大に充てられる。
KouTechは2022年設立。日本と米国に設置した研究開発(R&D)センターと連携し、マイクロサージャリー支援ロボットの基盤部品、サーボシステム、動力伝達機構および処置具を自社開発し、コア技術の国産化を実現した。
主力製品は、汎用型のマイクロサージャリー支援ロボットや眼科手術支援ロボットのほか、複数の診療科に対応する処置具など。マイクロサージャリー支援ロボット「Kai」は、多自由度を備えたコンパクトサイズで、あらゆる手術室で迅速に導入可能。先端に世界最小の直径2mm、7自由度の鉗子などの処置具を搭載、最小0.3mmの血管やリンパ管の吻合(ふんごう)に対応する。
Kaiの検証はすでに複数の臨床現場で進んでおり、2025年9月には北京大学口腔医院が遊離組織移植による顎顔面の機能再建手術を成功させた。マイクロサージャリー支援ロボットを用いた額顔面の機能再建手術成功は中国初となる。眼科手術ロボットもこのほど臨床登録が完了し、販売に向けて重要な段階に入った。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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