深圳で進む無人配送。ドローンは1日あたり2万件、無人配送車は7万件突破

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中国広東省深圳市では目下、ドローンによる配送件数が1日あたり2万件、無人配送車による配送件数は7万件余りに上っている。深圳市郵政管理局が公表した。

深圳市は現在、粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオビッグベイエリア)の中核都市をカバーする低空配送ネットワークの構築に注力している。市内にはすでにドローン運営基地8カ所を建設し、ドローン175機を配備。配送拠点は60カ所、配送ルートは449路線に上る。市内6区をカバーするほか、深圳市と珠海市・中山市・東莞市を結ぶ海上ルートも含む路線を開設。「市内2時間、都市間3時間」配送を実現しており、1日あたりの飛行回数は1000回を超えている。

まだ課題だらけ?世界や中国のドローン物流の現在地

ドローン人材の育成を強化するため、 ネット通販大手の京東集団(JDドットコム)の「ドローン飛行サービスセンター」を深圳市第二職業技術学校に設置したほか、物流大手の順豊控股(SFホールディング)と深圳鵬城技師学院が「低空経済産業学院」を共同設立するのを支援した。順豊は同市初となる住宅地内ドローン配送ステーションを開設し、「ドローンの住宅地進出」も実現している。

深圳市はこのほか、郵便・宅配企業が無人配送車の技術を高度化し、配達スタッフと組み合わせた配送モデルを確立するよう奨励している。すでに市内5区に無人配送車115台が導入され、1日あたり7万個以上の荷物を配送している。

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(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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