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人工知能(AI)搭載のSNSアプリ「Soul(ソウル)」を運営する上海任意門科技(Soulgate Technology)が11月27日、香港取引所のメインボードに上場を申請した。
上海任意門科技は2016年、「世界から孤独な人をなくすこと」を掲げて、AIによる性格診断を通じて相性の良い相手をマッチングし、通話やチャットで交流できるSNSアプリSoulをリリースした。大きな特徴は、アバターを使った匿名・没入型コミュニケーションで、ユーザーのインタレストグラフと自社開発のAIモデル「Soul X」に基づく“感情的な満足感”の提供を強みとしている。
公表データによると、日間利用者数(DAU)の78.7%がZ世代で、登録ユーザー数は累計で約3億9000万人に上る。2025年1~8月のDAUは約1100万人、1日あたりの利用時間は50分を超える。
同社は2023年以降、安定して黒字を維持しており、25年1~8月の調整後純利益は2億8600万元(約63億円)、売上高は16億8300万元(約370億円)だった。バーチャルアイテムや会員特典など、AIを活用した「情緒的価値サービス」が売上高全体の9割以上を占めた。課金率は6.5%で、課金ユーザー1人あたりの収益(ARPPU)は月額で104.4元(約2300円)だった。
目論見書によると、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)が、(日常業務に関与しない)戦略的投資家として、株式の49.9%を保有する。このほか、中国ゲーム大手の米哈游(miHoYo)や元生資本(Genesis Capital)、五源資本(5Y Capital)なども株主に名を連ねている。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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