原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
2020年2月3日、市場調査専門会社「IDC」が、2019年第4四半期における世界携帯電話出荷台数レポートを発表した。
レポートによると、アップルのスマートフォン出荷台数はこの四半期、世界1位に復活した。アップルにとって、毎年第4四半期は「販売好調期」だったが、2018年、サムスンに抜かれトップの座を失った。2019年に発売したiPhone11シリーズの好調が、今回の市場挽回に大きく繋がった。
一方、ファーウェイの出荷台数は前年比で7.1%減少した。2019年第2四半期から米国の禁輸措置の影響で、ファーウェイは海外市場から中国市場に方向転換し、中国国内の販売に注力した結果、しばらくは急速な成長を維持できた。しかし、第4四半期には、国内市場の在庫消化や欧州市場の打撃など複数の難題があり、それ以上の成長はできなかった。
ファーウェイ以外の中国メーカーでは、シャオミが今期30%の大幅増を遂げた。シャオミの好調は、インドと西ヨーロッパ市場によるものだとIDCは分析している。インドは2期連続でシャオミにとっての世界最大市場となっている。また同社の製品は西ヨーロッパ市場でも成長を続けている。
OPPOの状況はシャオミに近く、ファーウェイとの対抗を避けるために、市場の重心を海外に移した結果、初めて中国国内の出荷量が世界全体の50%未満となった。OPPOは、欧州とインドでの販売が安定的に成長しており、この四半期で出荷台数が4.2%増加した。
ただ、通年で見ると、ファーウェイの出荷台数(約2億4000万台)はアップル(約1億9000万台)を抜いて世界2位になった。米輸出規制リストの縛りがあるにもかかわわず、ここまでの成績を収められたのは容易なことではなかった。
(翻訳・Ai)
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録