ファーウェイ、史上最高額テレビ「HUAWEI Smart TV X65」を発表 超広角AIカメラ搭載

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ファーウェイは8日夜、中国国内向けの製品発表会をオンラインで開催した。発表会は通常のライブ配信形式以外にVRを導入した配信も行い、結果的に自社のVRゴーグル「HUAWEI VR Glass」も宣伝することとなった。

 ファーウェイは先月末、すでに海外向けに最新スマートフォン「P40」シリーズを発表しており、その基本スペックはすでに公表されている。同社のPシリーズは一貫してカメラ機能を売りとしており、標準モデルの「P40」はトリプルカメラ、上位モデルの「P40 Pro」はクアッド(4眼)カメラ、「P40 Pro+」はペンタ(5眼)カメラだ。

<関連記事:ファーウェイ最新機種は5眼カメラも 「P40」シリーズ、海外版に初のGoogle代替サービス搭載

カメラ性能評価サイト「DxOMark」では、P40 Proのアウトカメラは写真撮影、動画撮影、総合評価ともに最高位にランクされた。ファーウェイのコンシューマー向け端末事業グループを統括するリチャード・ユー(余承東)CEOは「P40 Pro+はさらに高いスコアがつくだろう」と述べている。 

実際にP40で撮影した写真 

さらに、スマートテレビ「HUAWEI Smart TV X65」も発表された。昨年9月に発表したVシリーズの上位モデルという位置づけで、価格は2万4999元(約38万5000円)。現段階で最も高額なファーウェイ端末となっている。ディスプレイは最新のOLEDを採用しており、本体はわずか24.9ミリという驚異の薄さだ。自主開発したスマートチップ「鴻鵠(Honghu)」を実装し、DTM、LDCI、MEMCと三つの画像処理アルゴリズムを機能させ、画面の一コマ一コマを最適化して鮮明かつ滑らかな映像を実現する。出荷前にガンマ値、色温度、発色の正確さを確認・補正し、すべてのコマで色の完全再現を目指す。 

X65には2400万画素の超広角AIカメラを搭載しており、画角はより広がった。「HiSilicon(海思半導体)」製のAIチップを内蔵し、2種類の視覚アルゴリズムを並行処理できるうえ、さらに気の利いた機能として、「自動見直し」を備える。ユーザーがコンテンツの視聴途中でその場を離れると、X65はそれを検知して、ユーザーが戻って来た時に視聴を中断した部分からもう一度映像を再生する。さらにジェスチャーインターフェースに対応しており、コンテンツを視聴中にジェスチャーで一時停止・消音・ボリューム調整などができる。

こうした位置づけから見ると、 HUAWEI Smart TV X65は映像業界関係者などのプロ向けだといえる。同製品今月26日に発売予定だ。

その他、今回の発表会では5GWi-Fiルーター「5G CPE Pro 2」、ノートパソコン「MateBook X Pro 2020年モデル」、スマートウォッチ「HUAWEI Watch GT 2」、高級スマートスピーカー「Sound X」、「HUAWEI AR Map」などがお披露目された。Sound Xはカラーバリエーションに新たにプラチナゴールドが加わった。Googleマップの代替製品とされる「HUAWEI AR Map」はすでにアプリストアから入手可能だが、現段階ではP40シリーズのみに対応している。

(翻訳・愛玉)

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