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中国スマホメーカー大手「シャオミ(小米)」は4月末、若者向けスマートフォン「Mi 10 青春版 5G」 をローンチした。「Mi 10」と違い、6.57インチのノッチ採用AMOLED(有機ELパネルの一種)を搭載するほか、CPUにSnapdragon 765G、メインカメラに4800万画素CMOSイメージセンサを採用した。
5GスマホであるMi 10 青春版は、ペリスコープレンズや独自の非接触ヒートパイプ搭載技術によるボディの軽量設計に加え、4160mAh の高密度バッテリーを搭載し連続使用時間の面でも優れている。
「Mi 10 lite」との最大の違いは、中国モデルのMi 10 青春版は50倍ペリスコープ式光学ズームをサポートしていることだ。さらに価格も安くなり、メモリ6GB+ストレージ64GBモデルの販売価格は2099元(約3万1000円)となっている。
ハイエンド市場を狙いたいシャオミは今年4月、同社初となる4000~6000元(約6~9万円)の高価格帯スマホ「Mi 10」をローンチした。同社CEOの雷軍氏はMi 10 青春版の発表会で、Mi 10の中国エリアでの販売台数はすでに100万台を突破していると述べた。
シャオミはハイエンド市場でブレイクすると同時に、若者ユーザーも手放したくないと考えている。
例えば、Mi 10 青春版のボディカラーはティードリンクのカラーから発想を得たものとなっており、「桃子西柚(オレンジ)」「四季春奶緑(グリーン)」「白桃烏龍(ホワイト)」などと名付けられている。カメラ機能には分身撮影や特殊撮影機能が搭載されているほか、外箱には「盲盒(ブラインドボックス)」の要素が取り入れられており、5種類ある外箱デザインのうちどれで届くかはお楽しみだ。オーダーメイドのスマホカバーや銀イオン抗菌カバー、抗菌フィルムも取り扱う。
シャオミはMi 10 青春版の発表会で最新のファームウエア「MIUI(米柚)12」も発表した。アニメーション表示がよりスムーズになったほか、機能設計やプライバシー保護でも進化している。ベータ版はすでに配信中だ。
(翻訳・神部明果)
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