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6月23日、テンセント・ホールディングス(騰訊控股)の株価が、上場以来過去最高値の497.4香港ドル(約6838円)で取引を終えた。また翌24日の記事執筆現在、さらに最高値を更新した502香港ドル(約6874円)となっており、企業価値は4兆8000億香港ドル(約66兆円)に達し、アリババグループ(阿里巴巴集団)を抜いて中国で最も価値のあるインターネット企業となった。同社の株価は、2020年3月19日から現在までに50%近く急騰しており、企業価値も約1兆4000億香港ドル(約19兆円)増加している。
近年、テンセントはSNS、動画、ゲーム、電子書籍などさまざまな分野をカバーしており、その実力は決して過小評価できない。特にゲーム分野では、テンセントが「闘魚(DOUYU.)」、「虎牙直播(HUYA)」、「企鵝電競」などゲーム実況動画配信サービス企業の統合を提案しているという報道があったばかりで、ゲーム実況市場の統一に向けた動きも有望だ。
さらに、米モバイルアプリ調査会社「Sensor Tower」が6月9日に出した最新のレポートでは、2020年5月、テンセントのバトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」と同ゲームの中国版「和平精英(Game for Peace)」を合わせた売上高が世界で前年同月比41%増の2億2600万ドル(約240億円)に達し、全世界モバイルゲーム売上総合ランキングで第1位に輝いた。また、同社のチームストラテジーゲーム「王者栄耀(Honor of Kings)」はその海外版も含め、前年同月比42%増の2億400万ドル(約217億円)となり、同ランキングで第2位となっている。
(翻訳・編集:小久江)
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