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9月23日、中国家電大手「創維(Skyworth)」が若者向けのテレビ「A50シリーズ」と、8Kテレビの「Q71シリーズ」、5G+8Kのワンストップ型ソリューションを発表した。
A50シリーズの最大の特徴は、すべてのラインナップに「Swaiot PANEL」を同梱したことである。Swaiot PANELというのは、創維が今年4月に発表したポータブルテレビだ。
当初,Swaiot PANELは1499元(約2万2000円)で販売されていた。今回A50シリーズに同梱されたのは、創維がポータブルテレビを通して、IoT家電メーカーとしての存在感を強化しようとしている姿勢の表れと見ることができる。
Swaiot PANELは、接続した据え置き型テレビと画面を共有できるため、どこにいてもテレビを視聴することができる。さらに、Swaiot PANELの裏側にはマグネットがあり、どのような家電にも取り付けることができるという。Swaiot PANELは取り付けた家電の種類に応じて、それに適したコンテンツをレコメンドしてくれる。たとえば、ランニングマシーンに取り付けたときは運動用の音楽を、レンジフードに取り付けた時はレシピをレコメンドするといった具合だ。
創維は自社のテレビを中心とするエコシステムを構築するため、テレビ画面とミラーリングするためのプロトコル「UPP(Universal Projection Protocol)」をオープンソース化し、ほかの端末メーカーが開発しやすいようにした。
A50シリーズに同梱されることにより、Swaiot PANELを体験するハードルは大きく下がったといえる。しかし、創維は発表会ではA50シリーズの価格を公表しなかった。
Q71シリーズについては、創維はこれを「真の8Kテレビ」と呼んでいる。疑似8K映像のテレビと比べ、Q71は8K信号の受信、デコード、信号処理などの能力をすべて備え、8Kディスプレイを採用している。
今回発表されたのはQ71シリーズの65インチと75インチモデルで、価格はそれぞれ1万1999元(約18万円)と1万7999元(約27万円)である。9月23日18時から予約注文を受付、10月1日午前10時に正式に発売する。今後、86インチモデルの販売も予定しているという。
5G+8Kワンストップ型ソリューションは、創維の5Gと8Kに関連する端末とサービスを組み合わせたものである。現在、創維は8Kビデオカメラ、8K監視カメラ、8K テレビ、5G中継機などを発表し、8K映像ファイルの保存と視聴が可能なクラウドサービス「酷開雲」を提供している。
(翻訳:小六)
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