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1月13日、中国で大人気の茶飲料チェーン「蜜雪氷城(Mixue Bingcheng)」が初の資金調達を完了したと発表した。リード・インベスターを務めた「高瓴資本(Hillhouse Capital)」および生活関連サービス大手「美団(Meituan)」傘下の「龍珠資本(Dragonball Capital)」は、それぞれ10億元(約160億円)を出資した。
今回の資金調達完了後、同社の評価額は200億元(約3200億円)を上回り、茶飲料ブランドで先頃シリーズCでの資金調達を完了した「奈雪の茶(NAYUKI)」の130億元(約2080億円)や「HEYTEA(喜茶)」の160億元(約2560億円)と同水準となった。
蜜雪氷城によると、現在上場の準備は大詰めを迎え、上場申請書提出は時間の問題となっており、2021年末までに上場プロセスが完了する見込みだ。
同社は本拠地を河南省鄭州市に構え、設立からすでに十数年が経つ。ミルクティーのほかにフルーツティーやアイスクリームを取り扱い、地方市場を中心に展開している。ほとんどの商品が10元(約160円)以下と低価格設定で、大学生などの若年層をターゲットとするため、出店場所は大学や商業施設周辺を主とする。
今年に入って出店数は1万店を突破、中国国内では店舗数最多を誇るティードリンクブランドだ。主な収益源は加盟店から徴収する材料費で、加盟費が占める割合は多くない。
(編集:浅田雅美)
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