中国新興EVメーカー小鵬汽車が300億元調達計画、IPO申請の蔚来汽車に対抗
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中国の新興電気自動車(EV)メーカー小鵬汽車の顧宏地副董事長は、2019年末までに300億元(約4800億円)を調達する計画を明らかにした。同氏は「資金調達の手段を拡大し、リスクへの対応力を高める。資金不足を理由に上場を急ぐことはない」と強調した。同社は6月2日までに計100億元超を調達し、評価額は250億元に達した。
小鵬汽車のライバル蔚来汽車(NIO)は、米国でのIPOを目指しており、業界関係者の間では、資金需要に対応するためとの見方が広がっている。IPO申請の目論見書によると、同社の2016~2018年上半期までの損失額は100億元超に上る。
両社は「中国のテスラ」として、しのぎを削ってきた。小鵬汽車はアリババグループが、蔚来汽車はテンセント(騰訊)が出資している。
IPO関連のコラムニスト・IPO早知道(ペンネーム)によると2018年上半期、新エネルギー乗用車(NEV)の販売台数は35万1800台で、前年同期比100% 増加した。しかし、その大半は北京汽車、比亜廸(BYD)、上海汽車のブランド栄威など既存大手メーカーの製品で、新興メーカーの販売台数は合計4000台あまりにとどまる。また、これら新興メーカーの現在の納車状況は、目標を大きく下回る。
蔚来汽車は6月28日にSUVタイプのEV「ES8」の納車を開始したが、IPO目論見書によると、2018年7月31日までのES8受注台数1万7000台に対し、納車は481台にとどまっている。
一方、小鵬汽車の顧副董事長は同社初の市販車「G3」について、11月にも量産に入り、納車を開始するとしている。受注台数は現在6000台に迫っており、2019年には3万台の納車を目指す。