中古携帯を1日に1万5000台販売 リサイクルプラットフォーム「転転」が約431億円を調達

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

短信

中古携帯を1日に1万5000台販売 リサイクルプラットフォーム「転転」が約431億円を調達

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中古品取引プラットフォーム「転転(Zhuanzhuan)」が、今年の春節前に3億9000万ドル(約431億円)を調達した。出資者は「大湾区共同家園発展基金(GBA基金)」と「青樾基金」。同社によれば、これは2020年5月、転転と中古スマートフォン取引プラットフォーム「找靚機(Zhaoliangji)」が戦略的合併を行い、新たな「転転集団」となって以来、初の資金調達だという。

転転は、創業初期にはC2C(個人間取引)型のビジネスモデルを採用していたが、信頼性を担保するために企業が仲介するC2B2Cモデルを主としたプラットフォームへと徐々に進化。品質検査、7日以内の無条件返品、1年間の保証などのサービスを提供している。

転転と找靚機が合併して以降、転転集団はあらゆる商品を取り扱う個人間取引プラットフォームとしての役割を保持しつつ、パソコンやスマートフォンなど、中古の3Cデジタル機器分野にも力を入れるようになった。転転によると、2020年のグループの売上高成長率は200%超となり、3年連続で倍以上の成長を実現しているという。

中核事業に関しては、中古3Cデジタル機器の小売事業に加え、携帯電話のC2B事業に注力し始めた。転転によると、2021年3月以降、同事業における中古携帯電話の販売台数は1日あたり平均1万5000台で安定しているという。

中国フリマ界で新ユニコーン誕生、フリマアプリ「転転」と中古スマホ販売「找靚機」が合併 評価額18億ドルへ

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録