中国初のハイエンド内視鏡開発メーカー シリーズAで約67億円を調達

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中国初のハイエンド内視鏡開発メーカー シリーズAで約67億円を調達

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光学診断と治療、多次元イメージング、高性能材料、精密製造を技術的出発点とするハイテク医療機器メーカー「蘇州新光維医療科技(Scivita Medical Technology)」(以下「新光維医療」)がシリーズAで約4億元(約67億円)を調達した。リード・インベスターは「高瓴創投(GL Ventures)」と「礼来亜洲基金(Lilly Asia Ventures)」、コ・インベスターは「マトリックス・パートナーズ・チャイナ(経緯中国)」など。

張一博士と陳東博士により設立された新光維医療は、蘇州工業団地に本社を置き、中国の蘇州と日本の東京に研究開発センターを設け、画像処理の研究開発と内視鏡の技術革新に焦点を当てている。同社の製品群は軟性内視鏡と硬性内視鏡の両方をカバーすると共に、4Kイメージングのような超高精細イメージング、3Dイメージング、蛍光イメージングのような特殊光イメージング、超微細内視鏡イメージング、内視鏡消耗品化(シングルユース内視鏡)などの技術を擁している。

中国国内の内視鏡市場は今もなお海外ブランドに主導権を握られており、中国ブランドはシェアが10%にも満たない上に、ローエンド市場に集中している。新光維医療は内視鏡の光学イメージングや画像処理など重要な分野におけるブレイクスルーを達成し、海外ブランドの製品による技術的独占状態を打破した。

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