スズキ、長安鈴木の持ち分を合弁先に1元で売却。中国から完全撤退
公開日:
更新
更新
長安汽車とスズキは4日、合弁で設立した重慶長安鈴木の株式のスズキ持ち分(50%)を、長安汽車が1元(約16円)で買い取ることで合意した。1984年に中国に進出したスズキは、中国から完全に撤退する。

長安鈴木はスズキ撤退後も同社からライセンスを受け、スズキブランドの自動車の販売や、アフターサービスを続ける。
長安鈴木は2カ所の工場を持ち、従業員数3400人。工場の年間生産能力は35万台。
スズキは中国に、昌河鈴木と長安鈴木の2社の合弁会社を保有していた。今年6月、昌河鈴木は社名を「江西昌河鈴木汽車」から「江西昌河汽車」に変更すると発表。つまりスズキは昌河鈴木の経営から手を引いた。
その後、「スズキと長安汽車も、合弁解除の方向で交渉している」と伝えられていた。日本の報道によると、スズキは経営資源をシェアがより大きいインド市場に集中するという。
スズキは中国市場に最も早く進出した日本自動車メーカーで、1990年代にはアルトが大人気となった。30数年の累計販売台数は1000万台を超える。
しかし、2011年の22万台をピークに、長安鈴木の販売台数は減少を続け、2017年の販売台数は前年比27%減の8万3000台にとどまった。
中国の市場の変化と競争激化で、スズキの小型車は徐々に競争力を失い、小型で低価格のSUV車も、ニーズを十分に取り込めなかった。
(翻訳・浦上早苗)